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さくらファイルサーバーでの
画像配信の仕組み

CDNを使わない場合、日本全国からのアクセスはどうなる?

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さくらインターネットのデータセンター

🏔️ 石狩データセンター(北海道)- メイン拠点
🗼 東京データセンター
🏯 大阪データセンター

HTMLと画像を石狩DCに配置した場合を想定

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各地から石狩DCまでの距離

🏖️ 沖縄から
約2,000km
60-100ms
🌋 九州から
約1,500km
50-80ms
🏯 関西から
約1,000km
40-60ms
🗼 関東から
約800km
30-50ms
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実際の配信フロー

ユーザーがWebページにアクセス
HTMLファイルを石狩DCから取得
HTML内の画像タグを解析
各画像ファイルも同じ石狩DCから順次ダウンロード
画像が多いLPの場合、複数回の北海道往復が発生
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画像10枚のLPを沖縄で見る場合

⚠️ 10回 × 北海道往復 = 相当な待機時間

HTTPの同時接続数制限もあり、順次ダウンロードで更に遅延

ユーザー体験への影響

特に沖縄や九州のユーザーには顕著な遅延が発生

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CDNありなしの比較

❌ CDNなし(さくらDC)
30-100ms
+ 10回の遠距離通信
全国から北海道まで
✅ CDNあり
10-20ms
最寄りサーバーから
各地の最適サーバー

画像中心のLPでは、この物理的距離による遅延が
ユーザー体験に大きく影響します

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CDNの仕組み

🌐
世界各地にサーバー(エッジサーバー)を配置
初回アクセス時に画像をキャッシュ(保存)
2回目以降は最寄りのサーバーから高速配信
オリジンサーバー(北海道)への負荷を大幅軽減
💡 一度キャッシュされれば、同じ画像は超高速配信!
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CDN配信例:沖縄のユーザーの場合

❌ CDNなし
沖縄 → 北海道(2,000km)
画像10枚 × 60-100ms = 600-1000ms
+ ネットワーク混雑時の遅延
3-8秒
✅ CDNあり
沖縄 → 東京CDN(1,500km短縮!)
画像10枚 × 10-20ms = 100-200ms
+ キャッシュによる超高速化
0.5-2秒

🚀 体感速度が3-6倍向上!

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CDNのその他の利点

⚡ 負荷分散
アクセス集中時も安定配信
🛡️ 障害対応
1つのサーバーが落ちても継続
💰 コスト削減
オリジンサーバーの負荷軽減
🌍 グローバル対応
海外ユーザーにも高速配信
結論:画像が多いLPには CDN は必須の技術!